当連盟の活動情報についてお知らせします。

活動情報

2022.09.16

資料&動画公開:国際オンラインセミナー 「デジタル社会を形成するデータ基盤と人材」

2022年9月8日(木)日本時間17:00-19:30に開催した国際オンラインセミナー「デジタル社会を形成するデータ基盤と人材」について、講演の動画と資料を公開いたします。

国際オンラインセミナー「デジタル社会を形成するデータ基盤と人材」
International Webinar: Realizing Digital Societies with Data Infrastructure, and Workforce Education

本セミナーには、日本、アメリカ、ヨーロッパからゲストを迎えデータ基盤と人材育成をテーマに最新の取り組みをご紹介いただきました。当日は同時通訳音声にて日本語、英語それぞれの視聴者にお楽しみいただくことができました。(現在公開の動画は講演者のオリジナル音声のみとなっております。ご了承ください。)

ご質問等は引き続き、IT教育人材育成委員会(education_workforce@itrenmei.jp)までお寄せください。

動画

講演資料DL プログラム
0:02:20

開会

ご挨拶 

長谷川亘 日本IT団体連盟 代表理事・ 筆頭副会長 

0:07:41 講演資料①

セッション1:ACM/IEEE-CS新カリキュラム標準CC2020とコンピテンシに基づいた産学連携の展

登壇者:林口英治 一般社団法人iCD協会 理事/CC2020タスクフォースメンバー/SFIA Accredited Consultant/早稲田大学グローバルソフトウェア研究所招聘研究員/VJP株式会社 取締役


ACM (Association for Computing Machinery)とIEEE-CS (the Institute of Electrical and Electronics Engineers-Computer Society)は情報系分野のグローバルカリキュラム標準の最新版CC2020を2021年2月に公開しました。従来のカリキュラム標準は「知識」に基づいた標準だったのに対し,CC2020では、実務的なタスクを遂行する力を重視した「コンピテンシ」に基づいた標準が設計されています。CC2020の策定にあたったタスクフォースメンバーとして、カリキュラム設計の背景にある産業界ニーズと大学教育とのギャップという課題認識について概説します。産業界ニーズとしては、IT系人材育成フレームワークのデファクトグローバル標準であるSFIAを比較対象にします。客観的なギャップ認識に基づき、産業界および大学教育の産学連携の展望を述べます。

0:43:39 講演資料②

セッション2:「欧州におけるe-CFとカリキュラムガイドライン」

登壇者①:Mary Cleary,アイルランドコンピュータ協会(ICS)事務局長、欧州標準化委員会「ICTプロフェッショナリズムとデジタルコンピテンス」に関する技術委員会(CEN / TC428)議長
登壇者②:Rocco Defina、e-CFおよびカリキュラムガイドラインプロジェクトリーダーおよびITプロフェッショナリズムヨーロッパ(ITPE)デジタルコンピテンスエキスパートグループ議長


過去20年間、ヨーロッパのIT専門職業人材育成の取り組みは、最高水準の倫理観を兼ね備えたIT専門家の知名度を上げること、およびデジタルスキルの標準化を、主な拠り所としてきました。IT専門職業人材向けの欧州e-コンピテンスフレームワーク(e-CF)について簡単に紹介した後、欧州標準化委員会「ICTプロフェッショナリズムとデジタルコンピテンス」に関する技術委員会(CEN / TC428)が推進する産学連携の最先端の事例を分析します。最後に、ICT専門家の育成において標準がどのように使用されるかについて、今後発行される予定の欧州規格「EN16234-1(e-CF)に示されたICT専門家カリキュラムを開発するためのガイドライン」に関する欧州標準化委員会技術仕様とともに紹介します。

1:25:47 講演資料③

セッション3:「欧州における学習歴の分散型連携基盤EDCIとデジタル履歴書」

登壇者:Ildiko Mazar、学習のためのヨーロッパのデジタルクレデンシャル実装サポート/ NTT DATA

EU市民における進学や仕事に応募する際のデジタルツールの使用増加に対応すべく、欧州委員会は、不正開封を防ぎ、検証可能かつポータブルな資格情報を共有するための法的およびデジタルインフラストラクチャを開発しました。 European Digital Credentials for Learning Infrastructure(EDCI)は、一連のオープンスタンダード、フリーのサービスおよびソフトウェアを提案しています。 このセッションでは、EDCIの概要を示し、デジタルクレデンシャルを欧州共通履歴書(Europass)のウォレットに保存して、将来の雇用主や高等教育機関と共有する方法を示します。

1:57:44 講演資料④

セッション4:「データの相互運用性の向上による人材市場のDX支援」

登壇者:Jason A. Tyszko、米国商工会議所財団 教育および労働力センターのバイスプレジデント


このセッションでは、全米商工会議所財団の人材能力開発イニシアチブを紹介します。具体的には、データ標準とWeb 3.0テクノロジーの適用を通じて官民データの相互運用性を支援する商工会議所財団の取り組みについて概説します。さらに、学習と職務の履歴をデジタルに一括で管理する「LER: Learning and Employment Records」についても紹介します。
2:25:00 -

Outro

<本件に関する報道関係の方のお問い合わせ先>

日本IT団体連盟IT教育・人材委員会 事務局

メールアドレス:education_workforce@itrenmei.jp