活動情報
2023.11.08
インターネットガバナンスフォーラムにて「情報銀行」認定制度についてセッションを行いました
2023年 10月8日(日)から12日(木)まで,国連主催のインターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)が国立京都国際会館(京都府京都市)で開催されました。日本IT団体連盟は,このうち,10月8日13:00~13:45に“Trusted Personal Data Management Service(TPDMS)” Certification Programというタイトルのセッションを設け,「情報銀行」認定制度についてプレゼンテーションを行いました。
同セッションは,IGF2023のサブテーマの一つである「データガバナンス・トラスト」を取り上げ,IT連盟からは情報銀行推進委員会の別所直哉 委員長代行と崎村夏彦 情報銀行認定分科会長が,My Data Japanの佐古 和恵 氏,OECD SecretariatのChristian Reimsbach-Kounatzeと共に登壇しました。崎村氏はデータの自由な流通を促進する際,個人のプライバシー保護やデータ利活用における消費者と企業の信頼を強化する日本独自の取組である「情報銀行」の仕組みについて概説しました。
佐古和恵氏はデータの利活用の利便性において,データを集積する企業とトランザクション・データを生成する消費者との間にギャップがあるとの課題について言及し,消費者主導の安心・安全な個人情報流通の実現に取り組んでいるMyDataJapanの活動について触れました。Christian Reimsbach-Kounatze氏は,海外ではデータブローカーが人々の意思に反してデータを配布しそれを商業目的で使用していることから照らして,日本はこの分野で先頭に立っているとの見解を示しました。その他,海外からの参加者から情報銀行に関する様々な質問が寄せられ,有意義な意見交換ができました。
当日の様子は以下から閲覧できます。
プレゼンテーション資料
https://intgovforum.org/sites/default/files/2023-10-08_IGF_final.pdf
トランスクリプト
録画