活動情報
2021.03.05
日本IT団体連盟、「企業レジリエンス向上のためのサイバーセキュリティ演習マップ解説書」を公開
IT産業に関わる日本最大級のIT団体の連合体「一般社団法人 日本IT団体連盟」(東京都港区、代表理事 兼 会長:川邊 健太郎、以下、日本IT団体連盟)に設置されたサイバーセキュリティ委員会(委員長:下村 正洋)の下部組織にあたるサイバーセキュリティ演習分科会(主査:谷 建志、以下演習分科会)」は、企業・団体における個人や組織それぞれの役割に適した演習のナビゲーションを目的として、数多くのサイバーセキュリティ演習を分類し、役割に応じた受講おすすめ度などをまとめた、「サイバーセキュリティ演習マップ解説書」と「サイバーセキュリティ演習マッピングリスト」を公開いたしました。
現在、日本はデータ駆動型経済への変換期を迎えており、「データ流通」が新たな産業発展の源泉となる動きがさらに加速する中、より一層サイバー攻撃の高度化・複雑化が進み、企業・団体は防御の観点に加え「被害に遭うことを前提としたサイバーセキュリティ対策」が求められています。被害発生後、最も重要な初動対応に非常に有効なのがサイバーセキュリティ演習であり、防御のために最新の対策を実施することと同じくらいに、日頃からの訓練や演習を通じて対処態勢を整えておくことが重要になります。しかし、セキュリティインシデントは実践の機会が限定的であり、実際の環境で訓練を積むことは困難です。そこで有用なのがサイバーセキュリティ演習ですが、様々な企業や団体が実施する多くのプログラムがあり、どのプログラムを誰が受けるべきか、総合的な判断が難しいのが現状です。
こうした背景を踏まえ、演習分科会では本解説書と演習マッピングリストを公開するに至りました。本解説書は、実践的なサイバーセキュリティ人材の育成を目指している、経営者、CISOさらにはCSIRTをはじめとしたサイバーセキュリティ関連部署のご担当者を対象として、演習形式のトレーニングに焦点をあて、個人と組織の役割に応じた演習分類を整理し、市場で提供されている具体的講座のナビゲーションを行っています。
本解説書と演習マッピングリストをご活用いただくことにより、サイバー演習を実施する個人や組織のニーズに最も応じたプログラムを選択し、経験“知”を最適化し、企業のレジリエンス向上の一助となることを祈念しております。
◇サイバーセキュリティ演習マップ解説書
◇サイバーセキュリティ演習マッピングリスト
以上
■一般社団法人 日本IT団体連盟について
・名称:一般社団法人 日本IT団体連盟(英語名:ITrenmei、Information Technology Federation of Japan)
・設立:2016年7月22日
・代表理事 兼 会長:川邊 健太郎(Zホールディングス株式会社 代表取締役社長)
・ホームページ:https://www.itrenmei.jp/
<本件に関する報道関係の方のお問い合わせ先>
日本IT団体連盟 事務局
電話:03-3248-8871
お問い合わせフォーム:https://www.itrenmei.jp/contact1/press/