活動情報
2020.06.25
日本IT団体連盟は本年度のIT政策要望において,基本指針「コロナ禍に立ち向かい,日本のデジタル化を一層促進しよう」を表明いたします
コロナ禍に立ち向かい,日本のデジタル化を一層促進しよう
令和 2 年 6 月 25 日
一般社団法人 日本 IT 団体連盟
理事一同
我が国では、2000 年頃より,世界的な IT 革命の渦によって,e-Japan, u-Japan などの政策により内発的に IT による社会変革を試みてきましたが,大災害の影響などもあって,ほとんどが成功しませんでした。 20 年を経て今度は「新型コロナウ イ ルス」という世界的災厄により,外発的に,社会構造の大きな変革を行わざると得なくなっていると言えます。世界の先進国の中で,日本が落伍してしまうことを食い止める最後のチャンスであるとも言えるでしょう。
今や IT は人類社会の全ての分野と密接にかかわっており,IT 無くして人類社会は成立しないところまで来ています。しかしながらその一方で,既に可能ならしめる IT があるにも かかわらず,法制度や無意識の慣習などの社会の側が技術革新に十全に対応できていないどころか,大きな障壁となっている事例も散見されます。 今こそ ,私たちが無意識のうちに当然の前提のように考えていた社会の仕組みを新しい眼で再検証し ,さまざま な障壁の解消に挑むことが求められているのではないでしょうか?
加えて ,IT の恩恵を受けるためには,情報セキュリティ の確保が不可欠です。 政府、国民がそのリスク を 正しく 認識し ,今以上の対応を行う必要もあるでしょう。
等しく国民皆で進化発展し,昨日よりも今日よりも,より良い明日を実現することを衷心より願いながら,私たち日本 IT 団体連盟は,新しい政策を提言したく存じます。
「with コロナ時代を見据えたデジタル化・オンライン化推進のための政策提言」
以 上