活動情報

日本IT団体連盟 国際委員会は2023年10月9日午後4時より，京都市左京区にある所:京都情報大学院大学百万遍校舎にて『緊急企画・Norbert Klein 氏 講演会』を開催しました。

Nobert Klein氏はカンボジアにインターネットを導入し，クメール文字のUnicode実装を担うなどなどカンボジアの情報化に多大なる貢献をされ，フン・セン首相より勲章を授与されています。

1934年生まれ（ドイツ国籍）で，ドイツ語，フランス語，英語，日本語，スペイン語，カンボジア語を話し，日本には1960年代後半から10年滞在していました。その間，金大中氏とドイツの政治家ヴァイツゼッカー氏の対談の通訳もされるなど，歴史の生き証人です。本企画は，京都で開催された国連インターネットガバナンスフォーラム参加のため来日した同氏から，情報化や世界情勢など歴史的な逸話を伺い，これからのデジタル社会形成の参考にすべく，急遽セッティングしたものです。

講演会では，流暢な日本語で，参加者に生い立ちから，その後の歴史の激動の中で取り組んできたことについてお話しくださいました。また参加者からの質問についても，丁寧に答えてくださいました。

ノーバート氏自身も非常に喜んでおられ，また機会があればお話ししたいと言うことでした。

国際委員会では，今後も海外のIT関連団体との連携や意見交換の場を創出してまいります。